ふぁーみんぐ通信08年11月号
      アジアは、大麻草で結ばれる〜第2回アジア大麻産業国際会議参加の巻〜


<マスコミ〜ミニコミなど情報発信を担うすべての方へ>
現在の嗜好品分野に限定した大麻草の取り上げ方は、極めて偏った情報源に基づく報道です。
今、日本以外の東アジア諸国では、大麻産業を次世代の環境産業として、国家・自治体レベルでの
産業育成が始まっています。
大麻=悪という図式を捨てなければ、日本人は、未来永劫、アジア人を名乗る資格はないでしょう。


●7年ぶりの開催

2001年2月に第1回目のアジア大麻産業国際会議が韓国の安東市で開催されて
から7年ぶりの開催となった。前回、第1回といいながら2回目はもうないな〜
と思っていたのに、前回と同じくNPO法人アジア環境保全センターが主催で
開催された。(すばらしい!)
 
11月20日〜23日のプログラムで、日本から24名、中国から10名、韓国から30名
が参加し、東海市の韓中大学校(HANZHONG University)で実施した。東海市は、
ソウルから4時間ほど東へ行った日本海(韓国では東海という)に面した海と
山の町で、人口10万人ぐらいの地方都市である。

  東海市役所入口の横断幕がすばらしい!

●主催者挨拶で、いきなり北朝鮮からの朗報!
 (郭大植 NPO法人アジア環境保全センター代表)

今回の会議の特徴は、産業利用分野における法律を取り上げ、中国、韓国、日本
などのアジア諸国の大麻関連法の改革を目指す画期的な会議である。また、大麻
産業を企業化した韓国と中国の第一線で働く企業家の話も披露され、アジア地域
における大麻産業の発展と相互協力に寄与することがねらいでもある。

これまでは、アメリカに一方的に押し付けれらた法律によって、産業化の道が制
限されている現状を中国、南北朝鮮、日本、その他アジアの国々が手を取り合っ
て、突破していくきっかけになるような会議にしたいというのが主催者のねらい
であった。

アジアの大麻産業で明るいニュースとして紹介されたのが、南の韓国と北朝鮮の
南北経済交流プロジェクトで第1号の会社は、北朝鮮の首都である平壌(ピョンヤ
ン)の大麻紡績会社であったことであり、今年の10月30日に大麻加工工場の竣工
式が行われたという発表であった。

そこでは、2万ヘクタールの栽培地に、500名の従業員、資本金3000万ドルの
会社としてスタートを切ったようである。北朝鮮は、大麻を民族繊維として位置
づけ、さらなる産業化を推進していくらしい。これは北朝鮮の国策の一つとな
っている。

アジアのヘンプロードを今こそ構築しましょうという呼びかけがあった。

 来賓・主催挨拶の前の様子


●大麻経済特区を目指す東海市(Donghae-Si:トンヘイ市)
 (金鶴基 東海市長、金源五 東海市会議議長)

この手の国際会議が開催されると必ず市長がお出ましになる。この東海市でなぜ
開催されたかというと、実は昔から韓国国内で有数の麻布(韓国名:江布;カンポ
;Gangpo)の産地だったからだ。今では、研究によってこの地の品種が優れている
ことが確認され、実際に韓国の栽培地への種子供給は、この東海市(周辺地域も
含む)が担っているという。

しかも、市の政策として、地域特産品・地域産業振興のテーマとして現在取り上
げており、国から3000万円の事業可能性調査の補助を受けて実施しているところ
である。その関連で、この国際会議が開催されている。

祝辞を述べた東海市議会の議長によると「大麻は温故知新に適した素材」であると
紹介された。昔からの産地であるため、手作業で麻布をつくっているが、今の
時代に適した「健康」「長寿」をキーワードにした町づくりに貢献できる素材
であると評価していた。

興味深いことに「大麻からは25000種類の工業製品ができ、経済的価値が高い」と
市長も発表していて、日本人の参加者からは「世界のどこでも25000種類で共通
なのが不思議」とのことであった。

会議後、市議会場に招かれました。


●韓中大学校の大麻産業の育成の取り組み
 (周東植 韓中大学校・産学協力団長)

韓中大学校では、東海市の地域産業に貢献するために大麻産業の育成のための
インフラ整備を行っている。

東海市になぜ、大麻が必要かというと、課題となっている韓国の江原道(北東
部地域)の産業開発に貢献できる素材であり、ロシアと日本の貿易港という立地
の良さを利用できる点、観光地を利用した新しいサービス産業の開発、伝統的な
麻布を活かす、このような点があるからである。

1年目、2年目、3年目とそれぞれのステップアップした目標を定めて、栽培から
加工、サービス業までを含めた大麻経済特区として事業を展開していく。
その戦略は次の通りである。
戦略1:麻畑の拡大を通じて農家の収入レベルを上げ、卸販売センターを設置する。
戦略2:産業大麻の開発を通じて新しい企業を生み出していく。
戦略3:産業大麻の製品や材料の販売センターを設立する。
戦略4:大麻経済特区によって、観光地となる環境都市をつくっていく。
戦略5:フェスティバル(祭り)を通じて観光客の増加と地域ビジネスの活性化をする。

これらを通じて、100億ウオン(約7億円)のビジネスを創出し、400名の雇用、20以上の
企業の設立を見込んでいる。大学教員及び学生の人材活用と人材育成も同時に行い、
持続可能な社会のための大麻産業の育成に取り組んでいく。

同じ大学で今回の国際会議の司会のコメントで「私は食品科学専門でしたが、今ま
で麻の実について全く知らなかったが、これをきっかけに研究していきたい」との
ことでした。そうです。できる分野からお願いしますよ!!

 3日目の企画で借りた韓中大学のバス


●ヘンプ製品は、選択ではなく、必須である!!(李柄洙 ヘンプコリア代表)

大麻には力がある。その力を皆様に見せたいと前置きを言って、大村Oリング法で、
実証してみせた。
Oリングテストで、左手に何もない状態と、左手にヘンプのスキンケアクリームを
つけた状態で、右手の親指と中指をリングにして、開くかどうかを会場にいた
何人かをつかって試した。

そうすると、何もない状態では、指のリングが開くが、ヘンプのクリームをつける
と、リングが全く開かなくなる。これが大麻の力である。
この開発したクリームは、頭、顔、手、足、歯にも塗れるものである。この世に水虫に
も対応して、唇や顔にも塗れるクリーム。これは唯一のものであると強調していた。
また、これは大麻の抗菌性を利用した商品であった。


 ヘンプコリア社の製品(ごく一部)

韓国では、昔から死装束として大麻布(韓国読み:サンベ)として使われているため、
大麻からできる様々なもの(産業及び医療)は、タブー視されてきた。
私は、大麻に関しては今から10年前から取り組み始めた。10年前に大麻の神聖な力に
魅せられて、これに取り組むことを決意し、現在は、韓国の法律の範囲内で、260種
類のヘンプ製品の開発、特許7件、意匠登録15件を実施してきた。
 
衣類、寝具類、化粧品を開発し、最近では、韓国式低温サウナ「ヘンプサウナ」を開
発して、全国50か所に展開している。低温サウナは、皮膚の老化を防ぎ、血液の循環
を助け、新陳代謝を促し、生活習慣病の予防に役に立つ。自然の恵みを最大限にいか
した商品で、大麻は、人の悪いエネルギー・波長を改善し、よくする力があり、これ
は科学的に証明されている事実である。

韓国と中国と日本の三か国で大麻産業の協力して推進していくことは、アメリカやEU
に対してヘンプ製品を輸出できる産業になると思っている。

韓国の文博士の開発した四川省産の優良品種を中国で広大な土地に栽培することによ
って、廉価なヘンプ商品の開発に大きな貢献となるでしょう。韓国のこれまでの技術
力を使い、日本人は、様々な大麻製品を日常的に扱っており、大麻を悪しきものを清
める力を知っており、自動車・船舶などの高い科学技術力を使っていけば、このアジ
アは、大麻産業の最強の地域になっていくことでしょう。

これからの持続可能な社会、健康的な生活を目指すならば、全世界は、石油化学産業
から大麻産業の構築を目指していくことになる。大麻製品は、環境によい社会や製品
を推進する中において、「(様々なエコ製品の中で)選択されるべきものではなく、
必須なものなのです」「選択ではなく、必須です」「選択ではなく、必須です」
(3回繰り返したところで、会場から拍手〜)

 大麻製品は、選択ではなく、必須なのです!by 李社長


●産業用大麻合法化法案(金斗年 韓中大学校教授・法学博士)

今回の国際会議のコーディネーター役として最もお世話になった教授である。
日本にも留学経験があり、今年の4月に産業大麻の調査のため来日している。

韓国では、1948年にアメリカの政令によって規制がはじまったが、1973年までは、
インド大麻に限定して、韓国内で昔からの栽培されてきた在来種の規制はなかった。
しかし、1976年の大麻管理法によって、すべての大麻草が対象となり、現在は2000
年の麻薬類管理法に統合されて規制されている。

この麻薬類管理法の問題点は、
@THC含有量による産業用大麻(THC0.0〜0.5%)の区別がない
A人体のTHC微量摂取基準がない 
 例)カナダ保健省には1日摂取許容量0.5mg/日が定められている
B種皮の定義があいまいで食品利用のビジネスができにくい環境にある

1964年の麻薬に関する単一条約という国際条約を見ても、大麻に関しては、
繊維と種子を利用した産業及び園芸利用は問題ないと書かれてある。
この条約に適合していない点が問題である。

韓国においては、合法化法案は、低THCの品種指定、THCの1日摂取量基準、
種皮規制の撤廃の3点が重要である。今後はこれらをきちんと論文としてまとめて
発表していくところである。


  東海市の大麻布 織りの様子と糸と生地 1ぴき(2反):60万ウオン(農家出荷価格)


●産業用大麻研究と法律考察
 (文倫浩 農村振興庁食糧科学院エネルギー作物リサーチセンター・農学博士)

この方は第1回の会議でも発表した方であり、今や韓国における大麻の研究の
第一人者である。韓国の気候に適した低THC品種を育成した人としても知られている。

研究によると、大麻の部位別のTHC量は、未展開の葉>包葉>雌花>雄花>茎>種子
(不検出)であった。

THC濃度による幻覚効果の発現の研究では、THC10%では、中間効果でマリファナ
煙草2本であるが、産業用大麻の定義となっている0.3%で、強制効果で133本を
同時に吸引する必要があるとされ、現実的に産業用大麻が嗜好品として使うに
値しないことを強調していた。

また、大麻種子を利用した食品中のTHC濃度についての研究もしており、海外の
様々な文献を紹介しながら、1日摂取量基準をカナダのように定めることがよいと
結論づけていた。

また、韓国の在来種はTHC濃度が1.74%であったが、開発した低THC品種で、
繊維用のものが0.34%であった。1996年に研究をはじめ、1997年から交配・育種
し、2001年に韓国の農業試験場において育成品種に選定された。

それで、韓国の新しい産業用大麻の管理規定は、カナダを参考にし、
種子生産者、種採取生産者、繊維生産者、加工会社、種子製品及輸出業者という
5つの業者分類をつくってそれぞれに資格を与える制度案を紹介した。

韓国の大麻産業の育成の推進状況は、次の通りである。

忠清南道 唐津郡(タンジン)
 農業技術特性化事業(4年間:16億ウオン:約2800万円/年)
 低THC品種を利用した食品・化粧品開発

江原道 東海市(トンへ)
 地域由来の振興事業(4年間:30億3千万ウオン:約5302万円/年)
 ヘンプコリアと投資協約締結、壁紙、ブロック、石膏板など建材を推進

全羅南道 寶城郡(ポソン)
 大麻郷土事業 (3年間:10億4千万ウオン:約2400万円/年)
 麻布を中心とした事業

建国大学校 韓国ヘンプ科学研究所を設置、農林技術開発課題の研究を推進
      参加研究員:27名、
      今年度の研究は「大麻を利用したLOHAS型食品及びカプセル製品の開発」

1ウオン=0.07円で換算(2008年11月現在)


  韓国の文博士からの発表


●日本人の発表

日本の大麻産業の現状と展望(赤星栄志 ヘンプ読本著者)
日本のヘンプ建材の発展(森本友広 トムクラフト代表)
岐阜県の伝統文化と大麻(田口龍治 岐阜県産業用麻協会事務局長)

日本人はこの三人で発表した。赤星からは様々な各種製品が日本でも
開発されてきたこと、森本からは、ヘンプ建材の中で麻チップの
商品化に取り組んでいること、田口からは、火祭りのたいまつ、白川郷の合掌造り、
管粥神事、美濃和紙、鵜飼に使われている事例を映像をつかっての発表であった。
(簡単にまとめてすみません)

 日本人発表者たち


●中国の大麻産業の現状と将来展望(王エ 漢麻産業投資有限公司)


中国は約5000〜6000年前から栽培され、@食用種子、A繊維(布用と紙)、
B漢方薬として使われ、今日のような薬物利用は伝統的にない。

中国は世界で最も大きなヘンプ種子とヘンプ衣料の輸出国である。
年間2〜3万ヘクタールが栽培されている。2つの大きなヘンプの糸と布を
つくる会社がある。また人民政府の軍用材料研究所もヘンプ素材の研究を
している。

世界的な大麻規制によって1950年のほぼ90%減少した。1980年代にYunmaNo.1と
いう低THC品種が研究され、再び産業として継続されるようになった。

2004年は、ヘンプは、繊維用に15000ha、種子用に13000ha栽培され、38000トンの
繊維、1ha当り2.5トンの繊維が採れた。ちなみにイタリアでは4.6トン、ルーマニア
では3.5トンである。

いくつかの会社は、需要が大きくなく、品質が低く、繊維を取るのに問題があり、
化学汚染源となり、利益がでないために撤退している。
品質が低いのは、36Nm(綿番32)よりも細い糸ができないことや、全て手作業で、
加工工程で多種多様な薬品処理により、汚染源となるのが問題であった。

伝統的な処理方法
 水浸水レッティング→機械プレス&打ち付け→薬品処理

中国の繊維業界の需要は850万トン、そのうち綿が500万トンあるがこれは
土地によくない影響を及ぼしている。絹をするには土地が不足し、羊毛は40%が
オーストラリアからの輸入、亜麻は、地球温暖化の影響と水浸水レッティングに
よる汚染問題がある。

中国では大麻を250株以上もつことは、非合法だが、産業用大麻0.3%以下のものは
関係ないという政策を取っている。

2007年4月からヤンガー社を中心に国の研究機関を含めて、30億円の投資を行い、
繊維の収量を上げ、品質の良い加工技術を確立するために実施している。

ヤンガーグループは、中国でNo.1のアパレルグループであり、1979年に創業し、
1998年に民間会社となって、資本金2500億円、総収入2700億円、純利益270億円、
従業員6万人の会社である。ここで、シャツを中心にあらゆる衣料品を製造して
いる。

2005年からヘンプの栽培試験をしており、約3000haを実施している。2010年には
需要次第だが3万haに拡大する予定である。現在の栽培地は雲南省で、ここでの
成功を中国各地へ技術移転していく戦略である。

その技術はレッティングしないで、繊維を取り出す技術であり、目標はコットン
のような綿タイプの繊維にすることである。そのための処理技術を開発中である。
現在では、ヘンプと綿のブレンドで綿番60〜14まで、ヘンプ100%は36〜14までの
糸を製造している。また、ヤンガーの工場のネットワークと技術力を使えば、
オーガニックコットン、シルクなどと混紡、交織でき、多種多様な衣料品が製造
できる。

現在の研究は茎(オガラ)を紙、炭、建築、レーヨンなど加工し、各用途にも
対応していくことである。

 王さんの発表


●ヘンプサウナ体験

さて、今回の国際会議の個人的な最大の目的であったサウナ体験が3日目の午前中
にそれができた。なんと、東海市役所が管轄する住民センターの3Fにその施設があった!
しかも、11月17日にオープンしたばっかりで、国際会議参加者がはじめてのお客
さんという状態。

どこがヘンプ?と興味深々!。
・サウナに着る服がヘンプ(これは当然でしょう!)
・サウナの壁紙がヘンプ布(これも当然でしょう!)
・サウナの壁材がヘンプの繊維入り(ま、がんばっています)
・サウナ後に使うのがヘンプクリーム(想定していた話)

と、ここまでがヘンプでした。
なんかもっとすごいもの(THCのミストを浴びるとか)を想像していたが、え、
こんな程度でいいのという感じであった。びっくりしたのが、このようなサウナが
韓国全土で50店舗あり、ヘンプコリア社が開発したヘンプ化粧品を購入したお客
さんでないと入れない仕組みにしている点であった。

東海市にこの韓国式低温サウナが3か所もあるそうだ。
これは入ってみないとこれ以上の感想が書きたくても書けない。
参加者同士でおもいっきり楽しめたサウナであったことは確かである。

ソウル市内では、こちらがあるので韓国に行った時にはぜひお試しを!。

hemp1004(Hemp Well-beingチムジルバン) 
ソウル特別市江東区城内洞416-28      
416-28 Seongnae-dong Gangdong-gu Seoul
02-473-2063




●日本人参加者の顔ぶれ

北海道、埼玉、東京、岐阜、大阪、徳島、愛媛、鹿児島、沖縄と地域がバラバラ
であり、非常に楽しめた要素があった。
また、現在、嗜好品分野の大麻がマスコミを賑わしているので、それと産業分野
をどのように考えるか、深い議論ができたのがよかった。

個人的には、ヘンプコリアの李社長から、ヘンプ55の質問の本を読む限り、大麻
の真の力を赤星さんはわかっていないと一喝され、Oリングテストを軸とした
商品開発を日本でもすべきだというアドバイスを受けた。
Oリングテストってどこまで一般的なのでしょうか?
科学的に認知されていることなのかを日本に帰って調べるという宿題が与えられた。

 ヘンプサウナのある住民センター前で記念撮影 


●これからのアジアと大麻産業 

中国でも30億円の投資、韓国でも3000万円の調査事業、日本は北海道の大麻特区、
北朝鮮の大麻工場の竣工と、各国での進展についての情報交換が行われたのが
非常によかった。このような情報交換の場がこのタイミングで開催できたことに
感謝しなければならない。

来年は、2009年6月25日頃に、北京からバスで2時間ぐらいいったところの河北省の
唐山市で、東京ビックサイトのような展示場を借りて、大麻フェスティバルを
NPO法人アジア環境保全センターが企画している。

唐山市は、大麻産業を地域産業ビジョンの中で位置づけ、これから本格的に取り
組んでいこうとしている段階である。

中国、韓国、北朝鮮と比べて、日本の大麻産業の事業規模を見ると、経済大国と
は思えない世界=極貧零細&小さすぎて申し訳ないぐらいである。

来年のアジア大麻産業国際フェスティバル(仮名称)で、日本人は参加できるの
だろうか?出展料だけでなく、渡航費と滞在費を中国側が負担しないと参加できないかも。
もうボランティアできない(え〜〜)。

あー、この隣国アジアとのギャップを埋める投資家、パトロンが欲しい!!!!!!
日本のヘンプ産業の推進のために30億円とはいいません。
100分の1の3000万円ぐらいでいい。これがあれば、日本オリジナル製品を
もって、来年中国に企画参加できる!!。


●近隣のアジア大麻産業

国名 産業利用
Industrial hemp
伝統利用
Traditional hemp
医療利用
Medical marijuana
嗜好利用
Recreational
drug
精神世界
Spirituality
中国 世界一の大麻生産国
作付面積2〜3万ha
30億円の事業事業投資がはじまった。
産業用品種THC0.3%は法律とは無関係。
布、紙、漢方薬 漢方薬(麻子仁)として利用 伝統的にはない
法律では250株以上の栽培は禁止
そのような考えはない
北朝鮮 平壌に南北経済交流のプロジェクトとして開始
作付面積2万ha
法律の制限は特になし
金日成が栽培奨励、国家政策で、民族繊維として位置づけられている。     不明     不明      不明
韓国 国家・自治体レベルで年間総額1億円の産業育成支援が開始
法律は品種によるTHC濃度の区分がない。
Oリングテストを軸とした商品開発。ヘンプサウナが50店舗展開
伝統的に死装束として利用。110haのみ栽培 麻薬類管理法によって、医療利用は禁止されている。
一部の若者以外は知らない。1万人中 0.3名しか大麻事犯で捕まらない。 大麻には力がある。目に見える形にする一つの手段としてOリングテストを使っている。
日本 北海道北見市が大麻栽培特区に認定。法律は品種によるTHC濃度の区分がない。国家・自治体の取り組みがない。 麻織物、茅葺屋根材、花火の火薬、神社の鈴縄、下駄の鼻緒、七味唐辛子、麻の葉模様、漆喰の麻スサ、横綱の化粧回し、松明、凧糸、畳糸など9haのみ 大麻取締法によって、研究及び使用を禁止されている。(但し、漢方薬を除く) 1万人中10名が大麻事犯で捕まる
正確に大麻を語れる医学・薬学の専門家がいないのが問題。
古神道、麻褌、3次元と4次元をつなぐ存在として認知されている。


謝辞:主催者代表の郭さん、韓中大の皆様、東海市長さん、中国・唐山の方、日本人参加者など
    関係者の尽力により、充実した企画になった思います。ここに感謝の意を表すとともに
    アジアのヘンプロードのために共に歩んでいきましょう。今後ともよろしくお願いします。






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